ワットパー(森の寺)

さいたま市民文芸「詩」入選

2004年11月第3号

 

人里離れた森の中の寺

ワットパーと人は呼ぶ

静かに仏陀時代と同じ瞑想修行

食事は遠い村に毎日托鉢

1日1回の食事

衣食住すべて自然流

 

タイに宗派は二つ

王室・戒律重視のタンマユット派

大衆・庶民のマハーニカイ派

モンクット王が僧侶であった時代

戒律の低下を憂い

タンマユット派を創設

その派内にも2区分

その一つがワットムアン(町の寺)

もう一つがワットパー(森の寺)

 

ワットパーの僧は質素で心の安寧を重んじる

一つの山を持つ寺もある

700年以上以上続いた丘の上の寺もある

戒律を厳粛に守った生活

必ずや解脱できる幸せがあるから

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